【仏教の歴史】仏教はどうやって日本にやってきたか?北伝仏教の流れを解説!

仏教の歴史をたどると、古代インドで生まれた後様々な国へ伝播していくことが分かります。

一方で生まれ故郷のインドでは、ヒンドゥー教に取り込まれてしまい仏教は衰退することになりました。

そのため、大体5世紀以降の仏教というのはインドでなく、各地に散らばったものが主体となります。

特に私たちにとって興味深いのは、日本の仏教ですよね。

今回は、日本にどうやって仏教が伝わったかを解説します!

仏教の流れを1から知りたい方は、次の記事からどうぞ。

仏教はいかにして誕生したか?仏教が生まれた流れを分かりやすく解説!

北伝仏教とは

仏教が日本に伝わったときのルートを、「北伝」と言います。

仏教の各地への伝播には、「北伝」と「南伝」があります。

それぞれ伝わり方や内容、伝わった地域が違います。

今回取り上げる北伝は、中央アジア→中国→朝鮮や韓国、日本というルートのことです。

それぞれどのように伝播したかを詳しく見ていきましょう。

 

中央アジアでの広がり

現在のパキスタン辺りに、ガンダーラという国がありました。

ガンダーラでは、3世紀頃に仏教が隆盛し、強い力を持っていました。

ちょうどクシャーナ王朝時代にあたります。

そのころ、シルクロードから伝わったギリシャ彫刻が影響し、仏像なども作られるようになります。

ガンダーラはシルクロードで中国とも繋がっていました。

そのため、仏教は中国へと輸出されていきます。

 

中国での広がり

シルクロードを通して、商人たちが中国に仏教を伝えました。

中国では3世紀頃から本格的に仏教が入りこみます。

そこで仏教は中国仏教として独自の発展を遂げますが、それはまた別の記事でご紹介します。

サンスクリット語の仏典などを漢訳するなど、仏教の更なる伝播にも一役買ったのが中国です。

そのことにより、朝鮮や日本、ベトナムなど漢字を使う文化圏で仏教が広まりました。

日本に仏教が入ってきたのには、中国が仏典を漢訳したということが大きく関わっています。

 

日本への伝播

日本には、6世紀頃に仏教が入ってきました。

ちょうど古墳時代にあたります。

しかし、入ってきた当初は土着の神道との兼ね合いもあり、スムーズに受け入れられたわけではなかったようです。

本格的に仏教を受け入れるのは、聖徳太子が摂政になった飛鳥時代の頃からです。

 

北伝仏教で伝わったもの

仏教には初期仏教の流れに忠実な上座部仏教と、大衆的な大乗仏教がありました。

北伝仏教の場合、どのような仏教が伝わったのでしょうか。

北伝ルートでは大乗仏教がメイン

ガンダーラから中国、日本というルートでは、大乗仏教が主として伝わりました。

したがって、日本に入ってきたのは大乗仏教ということになります。

大乗仏教は、非常に大衆的で、保守的でないという特徴があります。

そのため、各地に伝播した大乗仏教はそれぞれの土地で、既存の文化と交流しながら変化しました。

ちなみに、もう一つ別の、南伝仏教というルートでは、上座部仏教がメインでした。

そちらも機会があればご紹介したいと思います。

 

まとめ

ガンダーラから中国、そして朝鮮や日本、ベトナムとったルートで伝わったのが、北伝仏教です。

特に日本に伝わった背景としては、中国で仏典の漢訳が盛んにおこなわれたということがあります。

また、北伝仏教は大乗仏教メインで伝わったので、日本に現在ある仏教は大乗仏教の流れということになります。

今回は日本の仏教のルーツについて、ご紹介しました!